目次
Next.jsで作ったブログをお名前.comで運用していましたが、Cloudflareに移管することにしました。リダイレクト設定やGoogle AdSenseの移行など、実際にやってみて分かったことをまとめます。
なぜドメイン移管したのか
もともとお名前.comでドメインを管理していましたが、以下の理由でCloudflareに移管することにしました。
- Cloudflare Pagesでホスティングしているので、DNS管理も一元化したい
- リダイレクト設定がCloudflareの方が簡単
- ドメイン更新料金がお得(年間$9.95程度)
ドメイン移管の手順
1. お名前.com側の準備
まず、お名前.comの管理画面で以下の設定を行います。
- ドメインロック解除: ドメイン機能 → ドメインプロテクション → 解除
- WHOIS情報公開: プライバシー保護を一時的に解除
- 認証コード取得: オースコード(AuthCode)を発行
2. Cloudflareでの移管申請
Cloudflareダッシュボードで移管申請を行います。
- Domain Registration → Transfer Domain
- ドメイン名を入力
- 認証コードを入力
- 支払い(約$9.95/年)
通常5-7日で完了と言われていましたが、私の場合は数時間で完了しました!
リダイレクト設定でハマったポイント
ドメイン移管後、旧ドメインから新ドメインへの301リダイレクトを設定しようとしましたが、最初はうまくいきませんでした。
問題: _redirectsファイルが効かない
最初、Next.jsプロジェクトのpublic/_redirects
に以下を記述しました:
https://old-domain.com/* https://new-domain.com/:splat 301
しかし、これが全く効きませんでした。
原因: DNSプロキシとPage Rules
Cloudflare Pagesの_redirects
は、両ドメインが同じコンテンツを表示している場合は効かないことが判明。さらに、Page Rulesを使うにはDNSレコードがプロキシ経由(オレンジ雲)である必要がありました。
解決方法: Page Rulesを使用
- Cloudflareダッシュボード → Rules → Page Rules
- URL:
*old-domain.com/*
- 設定: 転送URL(301)
- 転送先:
https://new-domain.com/$2
DNSレコードがプロキシ済みになっていることを確認してから設定すると、無事リダイレクトが動作しました!
Google AdSenseの移行
新ドメインでもAdSenseを使い続けるために、以下の対応を行いました。
1. 新ドメインの追加
AdSenseダッシュボードで新ドメインを追加申請します。301リダイレクトを設定していれば、重複コンテンツの問題は発生しません。
2. 所有権確認
既にAdSenseコードが埋め込まれていれば、そのまま「コードを配置しました」で進められます。
<script async src="https://pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js?client=ca-pub-xxxxx"
crossOrigin="anonymous"></script>
3. ads.txtの確認
public/ads.txt
に以下の形式で記載されていることを確認:
google.com, pub-xxxxx, DIRECT, f08c47fec0942fa0
Search Consoleの設定
既存のSearch Consoleプロパティがある場合は、新ドメイン用に更新が必要です。
- サイトマップの再送信
- 古いサイトマップの削除
- URL検査で主要ページの再クロール依頼
まとめ
ドメイン移管自体は思ったより簡単でしたが、リダイレクト設定で少し苦戦しました。ポイントは以下の通りです:
- Cloudflareへの移管は数時間で完了することもある
- リダイレクトはPage Rulesを使い、DNSプロキシを有効にする
- Google関連サービスは301リダイレクトがあれば問題なく移行可能
これからドメイン移管を考えている方の参考になれば幸いです!